詳細エディタを使ってみよう

詳細エディタという、割と便利な機能があります。クエリの編集ステップを
コードで記録しているエディタで、自分で書き換えて編集ができます。
探してみたんですが、公式にはロクに使い方の説明がないので、基本的な使い方をまとめてみます。

同じステップを数十回くり返すようなクエリ編集作業が発生するときに、コピペでできるので楽ですよ。

今回は2017年と2016年の月ごとに川で捕まえた生き物の数の前年比 を出す、
というテーマで。。データソースはよくある縦持ちです。

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まず、捕獲数を月でピボットしてみます。
年は縦持ちのまま、月が横に並びますね

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で、クエリの複製をして、それぞれを2016年と2017年でフィルターして
二つに分けました。

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このあと生き物の名前でマージして、2016年2017年捕獲数を横に並べました

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カスタム列で1月の前年比ができました。わーい


で、これを12ヶ月ぶん繰り返すんですね…
めんどくさいですね!

そんなとき、詳細エディタならほとんどコピペで済んでしまうんです
作業時間が大幅に減ります(あとストレスも)

ホーム>詳細エディタ―

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赤で囲って反転しているところが、今回の追加した列です

まずここで、詳細エディタのルールを簡単に5つ。
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・数式の始まり直後のカッコ頭に前のステップ名を入れる
・ひとつのステップの最後は”,”カンマで必ず〆る
・同じ名前のステップは使用できないので、1,2…と名前を付けるのが通例
・最後のステップのお尻にはカンマは必要ない
・エディタの最後 in の後に、最後のステップ名を入れる

このルールにのっとって、編集していきましょう

①カスタム作成の列をコピペ。

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②「展開された◎◎~」の部分を一段階前のステップ名に差し替えます
「追加されたカスタム」で差し替えます

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③これを12ヶ月分まで繰り返しコピペ

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④ルールにのっとって列名を変更し、カンマを追加します

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⑤指定している列とカラム名を、2月~12月に置き換えましょう
下に「構文エラー」と出ていなければ完成です

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⑥完成。一気にずらっと出来上がります
あとはまとめてテキスト型を10進数に。

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このように同じような内容で多数の列を追加する場合
1カラムずつ設定しながら追加するよりエディタの方が早いこともあります

使い分けて作業時間の短縮に役立ててください

公式のクエリ操作詳細はこちら

Power BI Desktop での一般的なクエリ タスク | Microsoft Power BI

【おまけ】

こんなデータの見方はしないと思いますが
せっかく作ったので無理やりグラフに。
横持ちデータはグラフにしずらいですね

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